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好き≠恋(日文版)-第12部分

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。そこで会話がぴたりと止み、店員がクリ啷僵‘ダとアイスコ药‘を持ってきた。目の前に置かれたアイスコ药‘に、歩はストロ蛲护踏筏坪恧驖櫎埂
「そんなお前のワガママに振りまわされてたなら、健人君に同情するわ。鬱陶しそうな顔してたのも迹谩¥猡Δ怠⒁痪wに居るだけでムカつくと思ってんなら、相手にすんなよ。互いにそれが一番なんじゃね惟‘? 健人君も、お前にはムカついてるみたいだし」
「もいっこ付け足すなら、何で健人があんなにも俺のことを嫌ってるのか分からない。最初から、すげ異巯肓激筏皮浃盲皮郡韦恕
「……んⅣd陶しいからじゃねぇ? あと、その上から目線も鬱陶しいと思う」
 他人事の様な声が聞こえて、歩はこれ以上何を言っても、鬱陶しいと言われるだけな気がして口を椋Г袱俊¥饯欷扦狻ⅴ弗螭窝预盲皮い毪长趣系膜蛏浃皮い毪瑜Δ蕷荬筏皮い俊
「……佐偅
 背後から声を掛けられ、帰ろうと思っていた健人は足を止めた。健人を呼び止めたのは担任の財前で、健人が振り向いた瞬間に「時間はあるか?」と少し急ぎ気味に尋ねてきた。
「えぇ、ありますけど……」
 期末テストも今日で終わり、大してやることのない健人は戸惑いを覚えながらも静かに答えた。歩と言い合いをしてから、すでに2ヶ月が経った。あれから、二人の関係は一気に過疎化し、家の中でも口を利いている回数は少ない。帰ってくるのが遅い歩と、顔を合わすことが無いから余計だった。
「進路のことで話がある。ちょっと良いか?」
 なんとなく、進路の話を出されるのではないかと思っていた健人は「分かりました」と答え、先に歩く財前の後を追った。
 進路懇談をするために、進路アンケ趣5月の中旬に配られた。それがきっかけで、歩とケンカすることになった。進路に迷っていた健人は、結局、未定と書いて提出したから、財前はそのことについて話したかったのだろう。もう一度、教室へ戻ると、教室の中には誰も居なかった。
 しんとした教室に入り、財前は「そこに座ってくれ」と窓際の席を指差した。健人は椅子を引いて座ると、健人の真横に財前が座る。いつもは笑みを絶やさず、そこそこ人気のある教師なのに、今は真剣な顔をしていて年相応に見えた。
「分かってると思うが……」
「えぇ」
 進路のことでと言われた時点で、何を話すのか、健人は考えなくても分かっていた。しかし、決まっていない以上、未定以外書くことが無かったのだ。
「クラスでお前だけだぞ。未定と書いて出したのは……」
「……決まっていないんですよ。本当に」
 クラスで健人だけだと言われても、出しようが無いものをどうにかすることは出来なかった。健人が俯いていると、目の前から小さく息を吐き出す音が聞こえた。それがため息だと気づき、健人は顔を上げる。
「佐偅坤盲郡椤⑿肖堡氪笱Г夥鶐冥い坤恧Δ恕_M学するか就職するか迷ってるなら、進学しておいたほうがいい」
 きっぱりと言い放った財前に、健人は何も答えなかった。今回の進路アンケ趣稀⒕吐殼工毪M学するか、大まかな選択肢だった。特に行きたい大学を書きなさいなど、細かい伲鼏枻弦磺肖胜ⅳ胜堡胜筏俏炊à妊预冥Oけられていたのを良い事に、健人はそれに丸をつけた。こうして問い詰められるのなら、初めから未定と言う欄なんて作らなければ良かったのだ。
「……とにかく、まだ決める気はありません」
 これ以上、話すことは無いと健人は立ち上がった。通り過ぎようとする健人に、財前は「親の前でもそう言えよ」と冷たく言い放つ。なぜ、そんなことを言ってきたのか分からないが、健人は「言われなくても言うつもりです」と言って教室から立ち去った。
 午前中で授業が終わってしまったせいか、教室には誰も居なかったが、昇降口へ行くと人がまばらに歩いていた。そこまで来てようやく、息を吐き出して、健人は少し壁に凭れかかった。期末だからと根を詰めすぎた気がする。昨日、一昨日とさほど眠れてなかったせいか、頭が重たかった。
 下駄箱から靴を取り出し、健人は地面へと投げた。転がった靴を履いて外に出ると、眩しい太陽が健人を襲う。
 眩しいと、目を細めた、その瞬間だった。頭が猛烈に眩み、立っていることが出来なくなる。体がふらついて、倒れると思ったときに誰かが健人の体を支えた。
 うっすらと目を開けて、健人は支えてくれた人の顔を見る。
「……同じ、クラス……、だったよな。あの、煩いのの片割れ」
 倒れそうになった健人を支えてくれたのは、同じクラスの林ツバサだった。滅多に喋ることのないツバサが、まさか支えてくれるとは思わず、健人は目を見開いた。テスト習慣も終わり、これから部活動が始まるのだろう。ツバサは制服姿ではなく、剣道の胴衣を着ていた。
「片割れ……、じゃない」
 双子のように言われ、健人はすぐに否定した。頭のふらつきもすぐに消え、健人は「ごめん」と言い地に足をつける。勉強しすぎたせいで倒れたなんて家族にバレれば、それこそ大問睿摔胜辘饯Δ馈
「……へぇ、双子じゃなかったんだ。苗字同じだから、双子だと思ってた」
 興味のなさそうな声が聞こえて、健人は顔を上げた。ツバサと喋ること以前に、ツバサの声を聞くのはあまり無いから、凛とした通る声に健人は少し驚いた。それに、学校中を探しても、健人と歩が双子だと思っているのはツバサ以外、誰も居ないだろう。天然なのかと、健人は思った。
「日陰で少し休んでいったほうが良い。熱中症を馬鹿にすると、またその辺でぶっ倒れる」
「……あぁ、ありがとう」
「お前の片割れ煩いから嫌いだけど、お前は煩くないから……。嫌いじゃない」
 口元だけ、ほんのりと浮かべた笑みに健人は唖然とした。教室へ来るなりにすぐ寝てしまうツバサは、いつも同じ表情をしていて、笑ったりすることなど見たことが無かった。それと、あまり興味を抱いていなかったと言うのも、見ていない理由の一つだった。
 ぽかんと口を開けて、健人がツバサを見上げていると、「あ、そうだ」と言ってツバサは健人を見下ろした。
「昇降口で待ってろ」
 ツバサは先ほど健人が出てきた昇降口を指差し、袴を翻して走り去っていった。理事長の孫で剣道で推耍Г丹臁ⅴ攻荸‘ツ特待の資格を持っているから風当たりがキツイと言う噂を耳にしたことがある。そんな噂が流れているにも関わらず、ツバサは全くそんなことを気にせず毎日を過ごしている。それはそれで凄いことだと思った。走り去っていった後姿を見つめ、健人はため息を吐く。待ってろと言われてしまった以上、ここで待たなければいけない。下駄箱に凭れかかっていると、数分後にツバサが汗を流して戻ってきた。
「熱中症ってのは、脱水症状が一番多いんだ。だから、飲んでから帰れよ」
 ツバサが持っていたのは、スポ磨丧辚螗坤盲俊2瞍烦訾丹欷骏丧辚螗蚪∪摔蓼袱蓼敢姢膜幛皮い毪取ⅰ笗r間無いから、早く受け取れ」と腕を突き出される。勢いのまま受け取ってしまい、ペットボトルの冷たさから良く冷えているのが分かった。
「あ、ありがとう。ほんと、何から何まで……」
「帰り道に倒れてたとか言われたら、後味悪い。それ、部から持ってきた奴だから気にすんなよ」
 健人がもう一度、ありがとうと言おうとしたときに「せんぱぃ 工却螭ど私∪摔紊丹欷俊¥饯紊衰磨啸丹舷婴饯Δ暑啢颏筏啤⒄瘠攴丹搿
「は、や、し、せんぱぃ ·猡Δ达垺⑹长伽沥悚い蓼筏咯‘?」
 陽気な声がツバサを呼んでいる。その声を聞くなりに、ツバサははぁと大げさにため息を吐いて「煩いのが来た」と不機嫌を露にした。パタパタと走って来たのは、ツバサと同じ服を着た背の高い男。先輩と呼んだからには、1年生なんだろう。
「少し、休んでから帰れよ」
 ツバサは走ってきた後輩を無視して、健人に話しかける。ツバサも歩と同じぐらい背が高く、並んでいると健人は顔を少し上げないといけない。それ以上に、やってきた後輩は背が高かった。そちらばかり目が行ってしまい、健人はジッと見つめてしまった。
「あれ⒘窒容叅韦堰_ですか? 林先輩っていつも一人でいるイメ袱瑥姢啤⒂堰_なんていないと思ってました!」
 明るくそういう後輩に、ツバサは「クラスメ趣馈工妊预盲平∪摔槟郡蛞荬椁筏俊¥丹辘菠胜幛い长趣蜓预盲郡摔忾vわらず、ツバサはそれを気にすることなくスル筏皮い搿¥饯韦浃耆·辘稀橐姢皮い毪趣趣皮馄婷瞍胜猡韦坤盲俊
「じゃぁ、俺、部活あるから行くわ」
「……あ、うん。これ、ありがとう」
 健人がスポ磨丧辚螗驋鳏菠毪取ⅴ磨啸丹舷趣郅嗓韧袱瑜Δ丝谠坤蓖幛蓼护啤袱嗓χ陇筏蓼筏啤工妊预ぁ㈦Oに立っていた後輩を無視して歩き始めた。ツバサが歩き始めたのを見て、後輩は健人に「失礼します」と最敬礼をしてからツバサの後を追った。
 さすがは剣道をしているだけあって、とても礼儀正しいと思った。立ち去っていく二人の後姿を見つめて、健人はもらったスポ磨丧辚螗违悭氓驻蜷_けた。知らない間に喉が渇いていたようで、一口、飲み込んでからはごくごくと喉を鳴らしてペットボトルの半分ほど飲んでしまった。
 キャップを椋Г幛啤⒔∪摔膝讠氓去堀去毪颏肖螭沃肖耸宋瑜盲俊¥猡Φ工欷毪长趣蠠oいだろう。そう勝手に決め付けて、健人は昇降口から出た。

 テストが終わった後、すぐにテスト休みに入ってしまい、健人はツバサにもう一度礼を言うチャンスを失ってしまった。終業式で学校へ行ったときは、大会が近いからと言って練習のために教室へは顔を出さなかった。結局、礼を言うことも出来ずに、健人は夏休みを迎えてしまった。
 特にやることの無い夏休み。誰かと撸Г旨s束をしているわけでも無いし、撸Г埭Δ趣馑激盲皮い胜盲俊3跞栅椤⑺揞}に取り掛かったせいで、健人はほぼ1日で宿睿蚪Kわらせてしまった。華の17歳に沢山の宿睿虺訾筏皮庖馕钉胜い确证盲皮い毪韦⑺揞}の量はさほど多くない。大半の人が、31日になってから慌てて取り掛かる宿睿颉⒔∪摔悉工挨私Kわらせてしまっ
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