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好き≠恋(日文版)-第15部分

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だけ兄にメ毪胜赀B絡をよくしていた。しかし、大学生で忙しいせいか、進からメ毪丹盲皮毪长趣悉丹郅嗓胜ぁ¥长Δ筏啤⑴既护顺龌幛à毪趣纤激盲皮猡い胜盲俊
 進は歩よりも頭が良く、邉由窠Uも抜群だ。そして、顔が整っていて背が高いから、よくモテる。歩にとって自慢の兄だった。
「どうしたんだよ、こんなところで。お前の家はここから遠いだろう」
「うん。ちょっと友達と撸Г旨s束してて。こっちまできたんだ」
 母と進は引っ越しをしたものの、通学の利便さからこの近辺に住んでいた。それにしても、こうして出会えるなんて思っても居なかったので、先ほどまで思いつめていたことなど頭から吹っ飛んでしまった。
「兄ちゃんは? もう大学は夏休み入ったの? 結構、大変なんじゃないの?」
 会えた嬉しさから伲鼏栘煠幛筏皮筏蓼Δ取⑦Mは困ったように笑い「落ち着け」と歩の肩を叩いた。家族の中でも進だけは信頼していて、進とはなれることだけは寂しいと思っていたので、つい会話を続けようと伲鼏栘煠幛筏皮筏蓼盲俊
「……あ、ごめん。兄ちゃんと会うの、久しぶりだったから」
「何か月ぶりだ? 春休みに1回会ったな、そう言えば」
「それ以来だと思うよ。兄ちゃん、メ毪夥丹筏皮欷胜い贰
 拗ねたように言うと、進は笑いながら「ごめん」と謝った。やはり、こうして話しているだけでも、進と離れてしまったことに寂しさを覚えた。両親には言えないようなことも、進だけには話してきた。今の家だと、誰にも話せずに窮屈だ。ふと見せた歩の悲しそうな表情を進は見逃さなかった。
「なんかあったのか? 家で」
「……いや、なんかあったって言うかさ」
 言いにくそうにしているのを見ると、何かあったのだろう。両親が離婚してしまい、名字が変わってしまったと言っても血のつながった弟であることは変わりない。進は「言える範囲で言ってみろ」と、歩の腕を掴んだ。
「ここで話すのも何だしさ……。ちょっとどっか入ろうよ。兄ちゃんに時間があるならさ」
「ってことは長くなるんだな。今日はもう帰るだけだから、良いよ」
 良いよと言う返事を聞いて、歩は笑顔を向けた。友人には今すぐ行くと言ってしまったが、行っても大してやることが無いのは分かっている。メ毪沁Wくなると送り、歩は進と一緒に近くのカフェに入った。
 昼を過ぎてお茶をしに来た人たちで込み合っている。話し合うには丁度良い、壁際の一番奥が空いていたので、二人はそこに座った。対面に座った兄を見つめて、歩は一つため息を吐いた。こうして、兄と出会えたのは本当に奇跡に近い。いつも忙しい進のことだから、予定も無く話を出来るなんて思ってもいなかった。進の周りを包んでいる空気がとても懐かしく、一緒に居るだけで落ち着いてしまった。
「歩は何にするんだ?」
「ん、何にしようかな」
 何を飲むか決めていなかった歩は、テ芝毪斡绀酥盲欷皮い毳幞衰濠‘を手に取った。カフェなだけあって、飲み物は沢山あり、見ているだけで迷いそうだ。メニュ我环陇摔ⅳ盲俊ⅴ幞恁螗僵‘ダが目に入り歩はわざとそこから目を逸らした。メロンソ坤蛞姢皮い毪取⒔∪摔蛩激こ訾埂¥い膜猊畅‘ヒ浼t茶とかしか飲んでいない健人が、メロンソ坤蜃⑽膜工毪韦铣酩幛皮韦长趣瞧啶@いた。驚いた顔を見せると、健人はムッとしていたけれど、そのムッとした表情の中に照れが見えてこんな表情もするのかと感心した。あの時は苛立ちも何も無く少しばかりは楽しんでいた。あのままで居れたら、良かったのかもしれない。そんな考えが頭の中に過ぎって、歩は抗うように頭を振った。
「……歩?」
 そんな歩の様子を見ていた進が、不審な行動を取っている歩に話しかける。その声にハッとして、歩は顔を上げた。
「飲み物、決まったか?」
 そう言えば、飲み物を聞かれていたと、歩は数分前のことを思い出して、もう一度メニュ四郡蚵浃趣埂¥蓼磕郡巳毪盲郡韦稀ⅴ幞恁螗僵‘ダだった。
「………………メロンソ坤扦怙嫟猡Δ省
 呟くように言うと、進は驚いた顔をして「珍しいな、お前がそんなの頼むなんて」と言った。メロンソ坤蝾mんだあとに、どうしてこんなものを頼んでしまったのだろうかと思ったが、すでに進が店員を呼んでいたため訂正することも出来なかった。メロンソ坤蝻嫟啶胜螭啤⒑文辘证辘坤恧ΔK激こ訾工长趣饷娴工胜挨椁ぁ⑽簸韦长趣坤盲俊
「で、何があったんだ?」
 進は歩に何かあったことを見抜いていた。笑っていても笑いきれていない無理をした笑みを見た時から、家か学校、どちらかで何かあったことは明白だった。そして、おそらく、家であることも大体は分かっていた。催促するように話しかけると、歩は俯いたまま、話し始めた。
「どうして良いか、分かんないんだよね」
 思いついた言葉をそのまま、歩は口に出してみた。最初から弱音みたいなことを言ってしまい、進はどう思っただろうかと顔を上げると、進は歩をジッと見つめ何も言わない。
「今まで我慢してたことが、我慢できなくなってるんだ。別にさ、誰かに嫌われようがなんだろうが、どうでも良かったのにさ。どうでも良くない俺がいんの。だから、どうして良いのか分からない」
 貯め込んでいた気持ちを一気に吐き出すと、このときだけすっきりした。しかし、この後でまた貯め込んで苦しくなることは分かっているから、余計に辛くなった。困ったように歩が笑うと、進は「無理をして笑うな」と諌めた。そんなつもりは無かったが、笑うなと言われて一気に感情が体から抜けて行ってしまった。
「これから、ど筏郡榱激い螭坤恧Α¥长韦蓼蓼袱悭昆幛胜长趣忸^の中では分かってるけど、前みたいにも出来ない。どうしていいか、マジで分かんないや……」
 ため息交じりに言葉を吐きだすと、進が口を開く。
「一体、何があったんだ。お前が困っていることは良く分かったが、何があったのかが分からない。ちゃんと、説明をしろ。じゃないと分かってやれん」
 そう言われてから、歩は自分の気持ちしか話していないことに気付いた。最初に思いつくまま話してしまったのがいけなかったんだろう。健人との間にあったことを簡潔に話すと、進は「……そうか」と呟いてから考え込むように俯いた。一瞬、沈黙が場を包み、進が顔を上げたところで店員がアイスコ药‘とメロンソ坤虺证盲皮俊
「メロンソ坤醋⑽膜韦蜆敗
 店員がメロンソ坤违偿氓驻虺证盲啤⒍摔藢い亭搿>v色をした液体が並々と入っていて、いくつもの気泡が上へと昇っている。それを見つめていたら、返事するのを忘れていて「あっちです」と進が店員に促したところで、気付いた。今日はいつも以上にボ盲趣筏皮い啤⒖激à皮い毪韦激à皮い胜い韦工榉证椁胜胜盲皮皮い俊
「あ……、ごめん」
「今日のお前、ちょっと可笑しいぞ。考えすぎじゃないのか? あんまり、無理するなよ」
「……無理してるつもりは無いんだけどね……」
 目の前に置かれたメロンソ坤衰攻去愆‘を刺し、クルクルと回しているとため息が聞こえた。
「心のキャパってもんは自分じゃ分からないものだ。今のお前は紛れもなく無理してるよ。辛いのは分かるけどな……。まぁ、今、そんな状態なら、関わったりしないほうが良いと思うぞ。互いに良い刺激にはならないだろう。話し合ったって、言い争って終わりな気もするしな」
 進はそう言うと歩と同じようにストロ颔ⅴぅ攻畅‘ヒ舜踏筏啤⒖冥丐冗んだ。そのしぐさを見つめて、歩は息を吐きだした。関わらないほうが良いというのは、考えなくても分かっていることだった。けれど、妙に健人のことを意識してしまい、構わずには居られない。そして、考えれば考えるほど、怒りにも似ている感情が込み上がってくるのだった。
 進に話せば少しは解決すると思っていたのに、全く解決せず、焦燥ばかりが募った。

 両親が旅行に行って1日目の土曜日。健人は何もせずに、部屋の中で一日を過ごした。目を覚ましたのは夕方で、こんな時間になるまで眠っていたのは初めてのことだった。夏休みと言っても、学校へ行っている時と変わりない生活を送っていた健人にしては、初めての試みであり、無駄な時間を過ごしたと後悔した。
 家の中はがらんとしていて、歩も友達の家に泊まりに行ってしまった。一人きりの家はとても広く、家事をしなければいけないと思ったが、時刻を見て面倒くさくなってしまった。明日もどうせ、一人で家にいるのだ。やるのは明日でも構わないと思い、健人は適当に夕食を作るとソファ钎触恁触恧趣筏皮い俊
 やることも無く、家の中で時間を潰すのは非常に困難だった。ましてや、夕方に起きたせいで日付が変わっても眠気は一向にやってこない。普段だったら部屋で寝ている時間だと言うのに、リビングでゴロゴロしているのはどこか奇妙だった。
 寝転がったままリモコンに手を伸ばし、テレビを付ける。深夜にやっているテレビを見るのは初めてで、有名な映画が放送されていたので暇つぶしにそれを見ることにした。
 とても頭の良い犯罪者に助言を聞きながら、刑事が事件を解決していく話なのだが、途中から見たせいでどうも話が掴めなかった。中々、グロテスクなシ螭猡ⅳ辍⑸钜工妊预Δ长趣谴丹妞à扦悉胜帜护坤盲俊
 シ螭隙《去楗ぅ蕙氓工恰⒈“丹ぜ窑沃肖切淌陇瑧须姷皮蚱证颂剿鳏颏筏皮い搿M猡扦侠坐Qが鳴り響き、雨が降っている。そのシ螭蛞姢克查g、健人の中で恐怖が込み上がってくる。決して、映画が怖いわけではない。昔の光景が、頭の中にフラッシュバックした。
 それはまだ、健人が小学生の時だった。
 父が死んでしまい、父の代わりに働きに出ている母は夜遅くにならないと帰ってこないことが多かった。前までは家に居た母だったが、それが無くなってしまい、健人は少し寂しかった。
 夏休みに入っても、母はずっと働いていた。健人を育てるために一所懸命働いてくれていることは小さいながらに理解していたので、寂しいとは口にしなかった。それでも夜が更けて、辺りが暗
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